読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ビスケのももいろ日記

ビスケ(三十路リーマン)が、女性との甘酸っぱい思い出とか、妄想とかを書き綴った思い出帳的ブログです。

高3のクラスでの話かな

こんばんは。今日は、高校生のころの淡い、ホントに淡い思い出をひとつ書いてみようと思います。
主に高校3年生のクラスでのことです。

女テニのキャピキャピ系グループ

高校生のころ、僕はずっと彼女もいなくて、いわゆるモテ系とは一線を画した「ちょい真面目系キャラ」だった。
放課後は部活ばかりやっていたし、高3くらいからは予備校にも通った。似た系統の男子と話すことが多く、女子とはあんまり話さなかった。

「中村さん」とは、高3になって初めてクラスが一緒になった。うちの学校は、高3のときに文系理系が分かれて、僕たちは数少ない理系クラスで一緒になった。
僕は理学系の受験をしようとしていて、たしか中村さんは薬学系に進もうとしていた。

高1、高2と、別々のクラスだった上に、僕はあまり多くの女子と面識がなかったので、高3の春時点で、僕は中村さんの存在は知っていたが、話したことも目が合ったこともなかったと思う。

中村さんは、テニス部だった。うちの学校の女子テニス部はあまり強くなくて、たぶんゆるめの部活としてチャラチャラ活動してた。男子テニスとはほぼ交流がなかったようだった。
それで、女テニの人たちは、派手でキャピキャピ度が高くて目立つ感じの大きな女子グループを形成していた。そこに群がる派手系男子もいたが、それ以外の男子にとっては、ちょっと怖いというか、萎縮してしまう感じのグループだった。

中村さんは、その中でもグループの中心的な存在であったが、他のすごい派手な人たちに比べると、気持ちちょっとだけ大人しそうな落ち着いた雰囲気があったというか、今考えると、大人っぽい感じがあった。
スラっと背が高く、細身で、肩までの茶色い髪に、美人系の顔立ちだった。いま思い出すと、若干スピードの今井さんに似てたなって思った。

前後の席での淡い関係

高3になって、僕と中村さんはクラスが一緒になったけど、これといって接点もなく、ほとんどまったく話すこともなかった。中村さんの所属するグループの中で特に派手な子とかには、イケてるグループ男子ではないだけで、必要があって話しかけても無視されたりした。(やなこと思い出しちゃった)

ただ、同じクラスになって中村さんの言動とかが目に入る機会が格段に増えたので、僕の中では、中村さんだけはちょっと大人というか、いい人そうだなっていうイメージができていった。(たぶん、必要があって話しかけても、中村さんはちゃんと受け応えしてくれてたと思う。忘れたけど。)

夏休みが終わって、2学期。席替えがあって、僕は中村さんの後ろの席になった。そこから、僕と中村さんの淡ーい関係が始まった。

f:id:beeske:20140528191854j:plain

図は、教室の中での席の感じを示している。実際はもっと1クラスの人数は多かったが、僕らの位置関係は、だいたいこの図のような感じだった。
学校にもよると思うけど、先生がプリントを配ったりするときに、机の一番前の生徒にまとめて紙を渡して、それを一枚ずつ取って縦に回していく、というのをやると思う。(図の赤線みたいに回していく。)
また、逆にテストしてその答案を集めるときとかは、一番後ろの席の生徒が、自分の列の紙を集めて、先生のとこに持っていく、ということをした。(図の青線みたいに、一番うしろのAが自分の列を回収する。)

この仕組みのおかげで、配りものがあると、僕は毎回中村さんからそれを受け取ることになった。で、そのとき、中村さんは必ず、「ハイっ」といって、僕に声を掛けて渡してくれた。毎日のことだし、あまりよく話さないような間柄だと、声を掛けるなんて稀だったし、最悪は振り返りもせずに、ただ後ろに掲げるだけという人もいたと思う。そんな中で、中村さんは、毎回しっかりと振り返って、声を掛けて渡してくれた。

なんか、僕はそれがすごくうれしかった。

で、僕も勇気を振り絞って「ハイ。」といって受け取るようにしてた。ときどきは、「ありがとう」とかも言ってたかも知れないけど、当時の僕だから、そこまでは言えてなかったかも知れない。
そのうち、中村さんは、受け渡しの瞬間にもう一言話しかけてくれるようになった。例えば小テストを配るときだと、「やばいーぜんぜんできる気しないー」とか、そんな感じ。僕は、ドギマギしながらも、それに合わせて「僕も全然だよー」とか返してたと思う。

そうは言っても、休み時間とか放課後にわざわざ話すということはなかった。あくまでも配りものの受け渡しのとき限定だった。

席が離れてから

定期的に席替えをしていたので、しばらくしたら席が離れた。再び、全くほとんど接点のない時期があって、また席替え。3学期に入り、高校生活も終わりに近づいていた。

今度の席では、僕は教室の真ん中辺りになった。中村さんは近くにはいなかった。

と思ったら、中村さんは僕の列の一番後ろの席になっていた。で、一番後ろの役割として、テストとかを回収するときは、中村さんが答案を集めてくれるようになった。
そして、やっぱり中村さんは、僕のところで回収をするとき、必ず僕に話しかけてくれた。「どうだった?」とか「ぜんぜんダメだー」とか、回収物に関することが多かったが、ときどき関係ない一言もあった。金曜日の午後だと「やったーやっと週末だー」とかそんな感じ。

はじめは、誰にでも気軽に話しかけちゃうタイプの、そういう人なのかなと思って、嬉しいながらも、そんなに特別感を感じてはいなかった。なんだけど、ある日、中村さんの回収作業を観察すると、どうやら回収のときは僕にしか声を掛けていないようだった。それから、継続的に観察をしたけど、やっぱりほとんど他の人とは話さずに回収しているようで、そこから僕はなんか特別感を感じて意識してしまうようになった。とは言ってもできることはなかったんだけど。

これは、僕の妄想だけど、中村さんは僕のことを結構意識してくれていて、でもなかなか接点がなくて、というところで、テスト回収のたまのチャンスに、「ビスケ君になにか話しかけたい」って思ってくれて、「うーん、なに話そう。やっぱ集めるテストのことじゃないとヘンかなぁ。でもなんか他のことも話してみたいな。うーん。」とか悩んで、ちょっとドキドキしながら、僕の回収が近づいてきて、いざ話しかけて、僕の反応とかに一喜一憂してたとしたら、かわいすぎます。

その後のお話

その後、僕たちはその関係性の次のステップに進むことなく、高校を卒業、別々の大学に離散してしまいました。

ここで終わっていればよかったんですが、実は、大学生になってから、僕は中村さんと一回デートしました。別の女子の知り合いツテに、「中村さん、ビスケ君のことちょっと気に入ってたらしいよ。」という話があって、そこからあれよという感じで、連絡先が交換され、しばしメールやり取りをして、デートもしました。

なんだか、不思議な感じでした。高校時代、高嶺の華というか、接点もほとんどないような女性と、話の流れ的には、中村さんの方からわざわざ連絡を取ってきてくれて、デートをしているというのが、変な感じでした。
デート中、僕は終始ふわふわしてたし、言動とか背伸びしてたなぁと思います。やっぱりそれじゃあダメだったみたいで、結局その後は発展しませんでした。

なんか、記憶が美化されちゃってたとこもあったなぁと思います。お互い。。

振り返り

今回の場合、高校時代に、せっかく僕に興味を持ってくれて向こうから話しかけてくれた中村さんに、そのとき僕が全然ちゃんと応えられなかったというのが、ホントに問題で、ダメだったなぁと思います。気付いていたのなら、その気持ちを汲んで、休み時間に、放課後に、僕だって勇気をもって話しかけなくちゃいけなかったです。

もう一つ。卒業してからの一回のデート。そこで、僕は全然だめで、上手くいかなかったですが、それはもう仕方なかったとしても、ひとつ「中村さんが話しかけてくれて嬉しかったし、おかげでテストの回収が少し楽しみだった」ということだけでも伝えればよかったと思いました。もし万が一また機会があれば、これだけは伝えたいです。

中村さん、ありがとうございました。